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1261話

「もちろん、すでに新学期が始まって結構経つのよ。これ以上遅らせるわけにはいかないわ」と趙青は言った。小さな子供は抵抗しきれないと悟り、しぶしぶとベッドから起き上がった。趙青は小宝の顔を洗い、歯磨きをさせると、明らかに不本意そうな様子の小さな子の手を引いて家を出た。

幼稚園に着くと、事務室で朝食を取っていた園長先生を見つけた。園長先生は趙青が小宝を連れてきたのを見て、当然のことながら喜んだ。

「こんにちは、お嬢ちゃん!」園長先生はにこにこしながら小宝の頬を触ったが、小さな子は思わず身を引いた。「なんて可愛いの、本当にお母さんにそっくりね!」

「それで、全日制にするか、日帰りにするか決まりま...