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1167話

陳三が少しでも金を持っていると、彼の母親はなんとかしてそれを取り上げ、貯めておこうとするのだった。この年になっても嫁をもらえていないことに、彼自身は焦っていなくても、母親は焦っていた。

「蒋浩、うちの陳三と出かけるなら、まっとうな道を歩むんだよ！堂々と正直に生きてこそ、親としても安心できるってもんだ！」陳三の母は料理をしながら蒋浩に言った。蒋浩は陳三より一歳も年下ではなかったが、彼女は蒋浩が育つ姿を見てきたので、自分の息子と蒋浩のことは心の底からよく分かっていた。

「ご心配なく、今回は盗みも強奪もしていません。ちょっとした商売をして、運が良くて少し儲かっただけですよ」蒋浩は急いで陳三の母を...