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1166話

「うん……」蒋浩が返事をすると、二人は前後に並んで麻雀館へ向かった。

しばらくすると、色哥もやってきた。彼も暇を持て余していたのだ。家では鳳姐が一日中不機嫌な顔をして彼を見ており、喧嘩するわけにもいかず、自分の愛人が目と鼻の先にいるのに会いに行くこともできない。その鬱屈感は誰にでも理解できるだろう。そこで彼はさっさと麻雀館に来たのだが、思いがけず蒋浩と三麻子に出くわしてしまった。

蒋老倌はすぐに三人を招き入れ、しばらくすると、もう一人の男性がやってきた。皆、村の顔なじみばかりだったので、遠慮なくすぐに席に着いて勝負を始めた。

色哥の手は良く、三麻子の運は悪かった。色哥は特に三麻子の牌ばかりを和...