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683話

楼宇湘は林舞儿を路上売春させることで、彼女を完全に破滅させるだけで十分だと考えていた。

林二の初めての相手がいくらで買われるかなど彼女は気にせず、沈玉海にも関与しないよう言い含めていた。見知らぬ「客」にただで与えようが、百万元の値段をつけようが、どうでもよかった。

だから林二が「法外な」十万元を要求した時、車の中から厳重に監視していた沈玉海は何とも思わなかったが、あの成り金は大いに驚いた。

路上売春といえば、当然格が低い女たちがやることで、さっき成り金が女を選ぶ時に罵ったように、ひどい口臭があるか、垂れ下がりすぎているかのどちらか——労働者階級の「消費」にしか適さず、二、三百元で片付けられるも...