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577話

「こんな国がある。弱い時には、孫のように振る舞い、時には犬のように振る舞って、最も誠実な態度で他国の先進的な技術や制度などを学ぶ。

だが一度強大になると、仮面を剥ぎ取り、恐ろしい顔を露わにし、狂犬よりも凶暴な態度で、かつて敬っていた国々を容赦なく、極めて残酷に噛みつく。

しかし残念なことに、どれほど狂気じみ、残忍であっても、結局はただの狂犬に過ぎない。

この狂犬に噛み殺されない限り、いずれ甚大な打撃を受け、再び大人しく、さらには臆病になる。

だがそれでも収まることはなく、犬小屋に隠れて、舌で自らの傷を舐め、より大きな意志と、より真剣な態度、より団結した力で休養し、常に再起の機会を窺って...