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565話

誰が秘密会議室に来るのだろう?

そして来る者は誰なのか、バラス中尉がそこまで敬意を示す相手とは?

十数名の傭兵たちは、バラス中尉がドアの後ろに立ち、敬礼する姿を目の端に捉えると、一瞬固まった後、そんな疑問が浮かんだ。

すぐに、彼らは答えを目にした。

三人が次々と会議室に入ってきた。先頭を歩く人物は、なんと赤い背中開きのドレスに赤い細ヒールのストラップサンダルを履いた妖艶な若い女性だった。

その後ろには、身長二メートルはあろうかという、シャツを開けて黒い胸毛を露わにし、ゴリラのような肉付きの顔をした男。

三人目の身長は急に低くなり(野獣...