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449話

梨花山。

以前、地元の人が梨花山について語るとき、上に古びた小さな道観があること以外に、せいぜい思い出すのは、あの辺りの山々が劉という姓の老いた詐欺師に請け負われていたということくらいだった。

しかし、この老詐欺師の運命は良くなかった。先日、小さな道観が突然火事になり、彼はその中で焼死してしまったのだ。

ただ、彼が飼っていた五羽のオンドリのうち四羽は逃げ出し、よく谷間で見かけるようになった。

地元に親しい友人もほとんどいないこの老詐欺師の死は、当然ながら他人の注目を集めることはなく、せいぜい食後の話題として少し語られた後、すぐに忘れ去られるだけだった。

もちろん、彼が焼死して以来、梨...