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410話

耳を打つ平手打ちの音を聞いて、陸寧はドアを開けて外に出た。

韓軍がドアの外に立っており、頬を押さえながら、顔中に困惑と怒りを浮かべていた。

張欣の女ヒョウの如き気性が爆発し、ドアを開けて韓軍を平手打ちした後、彼女自身も呆然と立ち尽くしていた。

陸寧は二人の間に誤解が生じるのを望まず、笑いながら言った。「軍ちゃん、お前は欣姉さんの良い雰囲気を台無しにしたから、一発食らったんだ。これで恨みを持ったりしないよな？」

そして張欣の方を見て、淡々と言った。「欣姉、ちょっとやり過ぎだよ」

もし張欣がずっと呆然としたままで、韓軍が黙って背を向けて出て行ったら、二人の間に確実に溝ができ、今後解くこと...