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27話

こんな極度に危険な人物である銀環蛇が、真夜中の二時に突然商御卿の寝室に現れ、敬虔な眼差しで彼女の体を鑑賞しているなんて、一体何をしようとしているのか?

商御卿も自分が無駄な質問をしていることは分かっていた。だが今の彼女には、こんな無駄な質問しかできなかった。

無駄な質問に対して、銀環蛇氏は決して答える価値を見出さない。ただベッドの縁に腰掛け、右手を伸ばして商御卿の足に触れようとした。

「触らないで!」

商御卿は突然悲鳴を上げた。その声は先ほどよりずっと高かった。

それだけ彼女が今、どれほど恐怖に怯えているかが分かる。

人は極度の恐怖を感じると、力...