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1430話

テレビでは古代の攻城戦のシーンがたくさん見られるが、華夏の封建社会であれ、中世以前のヨーロッパであれ、攻城戦は間違いなく最も残酷な戦いだった。

一方が死守し、一方が猛攻を仕掛ける時、矢は蝗のごとく飛び交い、丸太や石灰瓶、猛火油が空から降り注ぐ。高々と城壁に架けられた雲梯、無数の屈強な男たちが攻城槌を抱えて城門に激しく突撃する——冷兵器時代の攻城戦は、攻める側も守る側も命を削って戦うものだった。

伝説によれば、大隋帝国の名将・麦鉄杖が率いる軍が高句麗のある城を攻めた時、三日三晩かけてようやく陥落させたが、四万の大軍はわずか一万八千人を残すのみとなった。全滅した守備軍はたった五千人に満たなかっ...