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1163話

前に言ったとおり、宋楚詞が梨花山を訪れ、そこが実は宝の山だと知ったのに、陸寧が彼女に酒造工場の関与しか許さなかったことで、心のバランスを大きく崩していた。

他人がどんなに大きなプロジェクトを展開し、どれほど儲けようと、宋社長は気にしない（気にしたところで、誰が彼女に与えるというのか）。しかし、陸寧が明らかに大金を稼げる場所を持ちながら、彼女を排除することは、絶対に許せないことだった。

いつからか、宋社長は頑なに思い込むようになっていた：陸寧のものは彼女のものであり、陸寧自身も彼女のものだ――そして彼女自身のものは、当然彼女のままだ。

だから、陸寧が梨花山を開発するのに宋楚詞を誘わなかった...