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840話

李羡羡は下を見ると、茶色い毛でふわふわした子犬がいた！その子犬は丸々と肉付きが良く、李羡羡の足元まで走ってきて、黒い瑪瑙のような丸くてぱっちりした目で彼女を見上げ、短い尻尾を振りながら、長靴を履いた彼女の足を舐め始めた！

「お母さん、これ誰の子犬？すごく可愛いよ！」李羡羡は居間に向かって声をかけた。彼女はしゃがみ込んで、数個のリンゴを壁際の椅子に置き、自分の周りをくるくる回る茶色い子犬を手で抱き上げた。子犬のぽってりした体は温かく、彼女の手の中でもがきながら、鼻からときどき「ウーウー」と鳴いていた。

「張志霖さんが先ほど持ってきてくれたのよ。気に入ったなら飼いなさい」義母が居間から出てきて...