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807話

我為卿狂:「本当なの!?嘘なの!?あなたの一言さえあれば、刀山火海だって喜んで行くよ!」

花落無聲:「言うは易く行うは難しよね……私だって月が欲しいなんて思うもの!」

我為卿狂:「じゃあ、あとで井戸に行って、月を掬ってきてあげようか!」

李羨羨は吹き出して笑った。この張医師がこんなユーモアのセンスを持っているとは思わなかった。冗談めかしていても、張志霖の本心が何なのか、彼女にはよく分かっていた。

花落無聲:「本当に怖いの……」

我為卿狂:「馬鹿な子だな、何が怖いんだよ。こうしよう、バイクであなたの家の前まで来るよ。安心して、家の中には入らないから」

花落無聲:「それはちょっと……」...