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638話

「くそっ！」拳を握りしめ、趙陽は歯を食いしばって言った。「お前はホントに言うことを聞かないな！彼女の写真を盗撮するなんて！」

「ただ好奇心があっただけよ」

「好奇心は猫を殺すって知ってるか？」

「おじさん、脅さないでよ。どうせ私が撮ったのは服を着てる彼女の写真で、しかも顔のアップだから、ホテルだってわからないわ」

「写真を消せ！」

「彼女の身元を確認したら消すわ」

「もし彼女と私のことを漏らしたら、ぶっ殺すぞ！」

「私をイかせまくるってこと？」

「文字通り殺すって意味だ！」

その言葉を聞き、趙陽の表情が異常に恐ろしいのを見て、劉紅梅は怯えてしまった。

無理やりな笑顔を浮かべ...