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54話

「王香蘭の言葉で緊張がいくらか和らいだものの、鄧潔はどうしても自然に振る舞えなかった。むしろ婿の周超の方が機転が利いて、笑顔を作りながら言った。「香蘭おばさん、そういうことは口外しないでくれるってことですよね?」

「安心して、おばさんは秘密にしておくから」と言いながら、周超は王香蘭が自分の股間をちらりと妖しげに見て、軽く舌なめずりしたような気がした。そんな王香蘭の様子を見て、周超はかえって安心し、「香蘭おばさん、ちょっと外に出てもらえますか?母さんと二人で話したいんで」と言った。

王香蘭は鄧潔に意味ありげな視線を送り、ヒップを揺らしながら部屋を出て、そっとドアを閉めた。鄧潔はそのままベッド...