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367話

恐怖のせいで、彼女の体はまだ震えが止まらなかった。

先ほど起きたすべての出来事に対して、彼女は恐怖と喜びを同時に感じていた。

恐怖を感じたのは、あまりにも恐ろしい体験だったから！

喜びを感じたのは、自分が想像していたよりも強かったと分かったから！

多くの場合、人を頼るより自分を頼る方がよっぽどマシだ。

床に少し座って体力を回復した李羨羨はようやく立ち上がった。

シャツが破れているのに気づき、着替えるために人事部を出た。

財務部で自分のバッグを取って前に掲げ、李羨羨は会社を出た。

折りたたみナイフについては、財務部のゴミ箱に直接捨ててしまった。

タクシーを呼び、李羨羨は家まで送ってもらった。

家...