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276話

「いいえ、ちょっと近くを散策するつもりです」

「散策って何があるんだよ?」

「少なくとも家に帰って叔父と向き合うよりはましでしょ」

「やっぱり彼に対してかなり偏見を持ってるのね」

「仕方ないじゃない、あの人が何か良からぬことを企んでいるような気がするんだもの」

「警戒するのは間違いじゃないわ、結局彼は精力旺盛な独身男性なんだから」

「精力旺盛?」

「そうよ、あなた気づかないの?」韋芸は言った。「もう五十代に入ってるけど、体はすごく丈夫だし、顔色もとても良いわ」

「言っておくけど、男っていう生き物は五十歳でもまだかなり好戦的なのよ。だから彼はあなたが言うように風俗に行くか、それとも自分で抜いてる...