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240話

「その通りです！」

五桁ともなれば、最低でも一万元になる。これは確かに李羡羡の心を動かすものだった。

李羡羡が心の中で葛藤しているのを見て、余嬌はさらに言った。「それに契約を結ぶ時には、必ず一括で報酬が支払われるわ」

「いくら？」

「それは取締役会での協議結果次第ね」

「もしカメラマンが男性じゃなければ、試してみてもいいかも」

「でも、あなたが選ばれる保証はできないわ。候補者はあなただけじゃないから」

「わかってます」

「じゃあ、周社長に伝えておくわ。あなたが広告モデルをやりたいって」

「ありがとうございます、余部長」

李羡羡のあまりにも丁寧な口調を聞いて、余嬌は少し可笑しく感じた。

昨日まで...