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168話

もちろん、陸涛なら何とも思わないだろう。彼らは本物の夫婦で、しかも陸涛は彼の甥なのだから。

実際、陸涛と李羨羨が寝室で行為をしているのを聞くのも、ある種の極上の楽しみだった。残念ながら傍で見ることはできないが、陸涛が力尽きた時に手を貸せれば、それこそ最高だろう。

だから李羨羨を救った後、趙揚は当然何か得るものがあればと思っていた。

李羨羨の襟元からほとんどこぼれ落ちそうな雪白の肌を見て、趙揚の全身の血が沸騰した。

ホテルに入ると、趙揚は言った。「部屋を一つ頼む」

李羨羨を一瞥してから、フロントは言った。「お二人の身分証をお願いします」

ロビーにソファがあったので、趙揚は李羨羨をそこ...