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1090話

本当は電話をして周正に来てもらおうと思ったのだが、道のりもそう遠くないので、結局自分でバイクを押して歩いていった。周正がビール瓶を手に外に出てきて見ると、なんと彼だった。

「どうしたんですか、呉書記？」周正が尋ねた。

「バイクがなぜかエンジンがかからなくてね、ちょっと見てくれないか」呉綜祥はバイクをそこに置き、一息ついて言った。

「ああ、見てみますよ」周正はビール瓶を置くと、呉綜祥のバイクの前に来て、あちこち見回した。おそらくお酒を飲んで頭がはっきりしていないせいか、しばらくいじくり回しても、バイクを直すことはできなかった。

「呉書記、暗すぎて原因がわかりません」周正は仕方なく言った。...