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62話

「三葉鬼針草は別名で鬼釵草とも呼ばれる。その名の通り、鬼でさえ恐れる草だ。この草は非常に強い毒性を持っているが、特徴が一つある。天門冬と一緒に使うと毒性が減少するものの、長期間摂取すれば同様に中毒効果に達する。君は薬の使い方に慎重だったが、秦旦那が長年薬を服用して濃厚な薬の匂いを蓄積していなければ、私も君が三葉鬼針草を混ぜていたとは気づかなかっただろう」と閻京は言った。

「でたらめを言うな!私は三葉鬼針草なんて知らんぞ!」趙昇は頑として認めなかった。

秦昭は怒りで震えた。まさか自分の側にこれほど悪意に満ちた人間がいるとは思いもよらなかった。もし老爺に何かあれば、自分は万死に値するだろう!

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