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521話

普通の女性なら彼氏や婚約者からもらった花に対して、どんな花でも喜ぶものだが、白浔は明らかに普通の女性ではない。彼女は一鉢の花ごときで喜ぶようなタイプではないのだ。

「恥ずかしくないの?」白浔が言った。

厳京は一日中走り回って疲れ果てていたが、そうでなければ白浔としっかり議論したいところだった。こんなに優秀で志のある青年が、なぜ白浔の目には厚顔無恥に映るのだろうか?

「そういえば、荘善病院って聞いたことある?」厳京は花の話をこれ以上議論する気はなかった。どうせ結論は出ないのだから。

女性と議論すれば結果は二つしかない。一つは無条件降伏。もう一つは勝ったとしても、元彼氏か元夫になることだ。...