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507話

翌朝早く、まだ空が明るくならない内に目が覚めた。昨日の緊張感から、ほとんど睡眠欲がなかった。曾奇聖を見つけるまでは、一日たりとも落ち着くことはできないだろう。

閻京は階上へ洗面に行った。白浔もちょうど起きたところで、二人が洗面を済ませて階下に降りると、宮商と公儀岸たちはすでに起きていた。一同は簡単な朝食を取った後、青海市公安局へと向かった。今回こそ、先手を取らねばならない。

「そうだ、あの胡さんに連絡して、今日一緒に公安局に来てもらって。もう待てないわ」白浔が言った。

閻京もこの件がもう待ったなしだと理解していた。一日遅れるごとに、また一人の女性の命が危険にさらされる。彼らは行動を急がな...