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320話

宋慶華の話はすでにここまで踏み込んでいたし、閻京が必死になって宋慶華を呼び戻したのも、結局は自分を助けてもらうためだったのだから、閻京もこれ以上遠慮する必要はないと感じた。

「実は宋局長、閻京には今、どうしても宋局長のお力添えが必要なことがあるんです」と閻京は言った。

「四連会」が突然送ってきた招待状、そして楚修の読めない目的。閻京は今、確かに宋慶華の助けを必要としていた。公安局長という後ろ盾があれば、少なくとも楚修もあからさまな暴挙には出られないだろう。

「閻老弟、そんな言い方をするなんて、まだ遠慮しているじゃないか。何でも言ってくれれば良いんだ」と宋慶華は言った。

以前は仕方なく閻...