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319話

沈落は陳璇の婚約者だった。陳璇が沈落に対してどんな感情を持っているにせよ、厳京の心の中では、沈落を見つけることができれば、陳璇にとっても良いことだと思っていた。そして厳京自身にとっても、心の中の罪悪感を少しでも軽減できるだろう。何と言っても、彼と陳璇の間では、先に心変わりして白浔を好きになったのは彼の方だったのだから。

白浔も厳京のそんな気持ちを知っていたが、特に干渉はしなかった。それは厳京の自由だし、彼も何か度を越えたことをしているわけではなかったので、白浔も見て見ぬふりをしていた。

翌朝、厳京は中医協会の事務所の秘書から電話を受けた。「四聯会」から招待状が届いたが、どう処理すべきかとい...