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157話

孫州はきれいな消毒服に着替え、厳京と共に病室へ足を踏み入れた。二人の心境はそれぞれに異なっていた。

厳京は淡々とした表情で、まるでこの全てが自分の計画通りに進んでおり、決して何の予想外の出来事も起こり得ないといった様子だった。

一方の孫州は、厳京のような平静さを持ち合わせてはいなかった。

厳京は機器の各種指標表示を観察し、その後、林子君たちの脈を取り、m1ウイルスがすでに効果を発揮していることを確認してから、機器を指さして孫州に言った。「孫市長、ご覧ください。これらの数値が示す通り、彼らの体は回復過程にあります。もしご不信なら、外の専門家たちを呼んで診断させてもいいですよ。それに、この病気には...