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53話

「この虎女め、いよいよ食事を始めようってのか?」

こんなに酷いことってあるのか?

落ち着き者の王勝だが、この時ばかりは心の中に一筋の緊張と興奮が走っていた。

劉芸が前に進み出る。職業服を着ていた彼女は、ボタンを外すと次の瞬間、乱暴に引き裂くように服を脱ぎ捨てた。火照った曲線美が爆発的な迫力で王勝の目の前に現れ、その視覚的饗宴に王勝は目が離せなくなった。

言わずもがな、劉芸の胸は豊満で、彼女の奔放な性格も相まって、体を揺らし始めると、まさに手に負えないほどの魅力だった。

「あの、劉マネージャー、僕は薬を売るだけで…」

王勝は唾を飲み込んだ。今日は逃げ場がないことを悟っていた。

劉芸は明らかに十分...