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40話

王胜は故意に深呼吸を何度かして、陳姉さんの耳元に口を寄せると、突然囁いた。「陳姉さん、あなたが魅力的すぎるからだって言ったら、信じますか?」

その一言で、陳姉さんの体が一瞬にして柔らかくなり、完全に王胜の腕の中に倒れ込んだ。服越しに肌に触れ、王胜も遠慮がなくなった。先ほどまで躊躇していた彼も、今はもう思いのままだった。

陳姉さんの体の感触を楽しみながらも、王胜の心は別のことを考えていた。

「あ、んっ、王、王胜、その、離してくれない?」

しばらくして、陳姉さんは耐えられなくなった。先ほどは自分から必要としていたので王胜に暗示を送ったが、今は正気に戻っていた。

陳姉さんがそう言うと、王胜も...