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929話

私はまだ不安だったので、猫を広げるように抱き、首や腹、足の下を念入りに調べたが、やはり何もなかった。仕方なくバスタオルを広げ、その上で遊ばせることにした。唐薇は私の不信感に少し怒っている様子だったので、笑いながら「オスだよ!」と言った。

「変態」唐薇は思わず罵った。

「違うよ、同性同士だから見ても問題ないでしょ。それにこの子はまだ処猫なのに、君さっき見ただけじゃなくて、体も触ったよね?」私は逆に責め立てた。

「あれは洗ってあげただけよ」唐薇は顔を赤らめて説明した。

「じゃあ、僕も洗ってよ!」私はリモコンを置いて、厚かましく言った。

「あなたは猫じゃないでしょ!」唐薇は小さな口を尖らせ...