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775話

特に胸の前の二つの膨らみは、より一層引き締まりながらも丸みを帯びていた。水滴が首筋をゆっくりと伝い、山のような胸に流れ、そこに溜まってから山を越えて下へと流れていく。谷間には小さな水溜まりができ、それらはレンズを通してはっきりと見えた。体中の一滴一滴が陽光を通して妖艶な輝きを放ち、まるで天界から舞い降りた仙女のような印象を与えていた。

こういう光景は男を容易く魅了してしまう。私はもはや撮影に集中する余裕などなく、レンズ越しの視線は二人の女性の体を彷徨っていた。水滴が細い腰や平らな腹部を伝い、最後に白い小さな布地に吸い込まれていくのを見つめる。その布は水に濡れて体に密着し、中の黒いものがはっき...