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675話

「ふと思ったんだけど、このドレスをデザインした人は、着る女性が安全に下着なしの感覚を楽しめるようにと考えたのかもしれない」思考は速く飛び、少し邪悪な想像までしてしまう。下半身はどうなっているのか、その秘密を早く覗き見たいという衝動に駆られた。

「ふふ、今回は嘘ついてなかったのね」妄想に耽っていると、高玥の喜びの声と、くすくすという茶目っ気のある笑い声が聞こえてきた。

思考が中断され、意識が現実に引き戻される。高珥が背筋を伸ばすと、あの魅惑的な雪のような肌も布に隠れてしまった。少し残念で落胆し、からかわれたとわかって苦笑いするしかなかった。

ウェイターがすぐに料理を運んできた。この試みの後...