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53話

「背中に優しく口づけを終えると、私は彼女の柔らかな体を裏返した。まるで小悪魔のように愛らしく、その細い腰から、酔いしれるような桃源郷へと指を滑らせる。全身を隈なく、優しいキスで覆い尽くした。

彼女は再び陶酔の境地へ誘われ、私の思うがままに身を委ね、言葉なく全てに応え、私がもたらす悦びを静かに享受していた。桃源郷は再び潤い、芽吹きは再び萌え上がった。

頃合いを見計らって、ゆっくりと位置を定める。すると彼女は硬く聳え立つ竜頭を握り、私を制した。驚きの眼差しを向ける私の前で、彼女は自ら桃源郷に手を伸ばし、玉液に濡れた指で竜頭を撫で上げたのだ。勇ましい竜は泥沼で数回転がったかのように、全身が湿り、...