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223話

「……」

韓清霜は不満そうに言った。

「……」

俺は言葉に詰まった。彼女のことを想っていたと言うのは悪いことなのか?彼女を慰めるためだったのに。

「どこが私を想ってたの?」考えがまとまらないうちに、韓清霜は続けて色っぽく尋ねてきた。

くそ、この変わり方は激しすぎる。さっきまで嫌悪していたのに、今度は自分から踏み込んでくるなんて。でも、この質問は俺の神経を刺激して、体が熱くなった。少し反応しかけている下半身を押さえながら、頭に浮かぶ光景を言葉にした。

「お前の唇も、胸も、下の方も、体のすべてを想ってた」

「ふっ!やっぱり流氓ね」

韓清霜も刺激を受けたらしく、思わず笑いながら罵った。

「流氓になっ...