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189話

「妻に害さえ与えなければ、大したことじゃないわよ」

「彼とペアを組むのは好きじゃないの。あなたを中途半端な状態にして終わり、もどかしさを感じさせるくせに発散させてくれない。彼が終わるたびに、私はトイレに隠れて自分で解決するしかないのよ」李秋月の口調には少し苛立ちと苦悩、そして諦めが混ざっていた。

「どう解決するって?こんな面白い話があったなんて、思わず笑いそうになったよ」私は悪趣味に尋ねた。

「とぼけないでよ。あなたたち男って、わかりきってるわ。表面上は正人君子を装って、心の中の下心は全部お見通しよ」李秋月は容赦なく言い放ち、続けて「そうそう、あなたも彼と同じタイプじゃないでしょうね?」と...