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1801話

少年の技術はなかなかのものだと認めざるを得ない。拳も足も力強く、プロテクターがあるとはいえ、体に当たるとそれなりに痛い。私はただ力任せに彼と打ち合ったが、まだ耐えられるレベルだった。何発か食らっても、私も適当に二発ほど打ち返すことができた。

少年が時々疑わしげな目で金煥を見ていることから、彼が手加減していることは分かっていた。そこで私は挑発してみた。「飯食ってないのか?そんなんじゃサンダの王者なんて無理だぞ」

技は確かだが、心はまだ子供で、簡単に怒りに火がつく。だが言ってから少し後悔した。少年は金煥の指示を完全に忘れたかのように、猛烈な攻撃を浴びせてきた。しかも力が明らかに増していて、腰に...