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1737話

これは今度は私が驚く番だった。問い合わせてみると、以前の秘書はもう辞めていて、彼女は新しく来た人で、勤務してまだ二日目だという。簡単に事情を説明し、高玥がどこにいるか尋ねたが、彼女は意外にも知らないと答え、高玥という人物の話は聞いたことがないと言うのだ。今度は彼女が疑い始め、私が電話を掛け間違えたのではないかと。彼女はうんざりした様子で、何か用があるなら受付に問い合わせるようにと言い残し、電話を切ってしまった。

心の中に疑問が膨らんでいく。妻に一言告げると、急いで会社へ向かった。承梦に着いた時、完全に衝撃を受けた。承梦は社名が変わっただけでなく、すでに永興の傘下に入っており、重要なポジション...