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1713話

翌日。

昨日の一戦を経て、妻の顔には魅惑的な輝きが溢れ、まるで一気に数歳若返ったかのようだった。一方の私は自業自得で腰は痛み、背中は張り、ほとんどベッドから起き上がれないほどだった。

しかし本題を忘れてはいない。朝食を済ませると、会社に用事があると口実を設け、早朝から出かけた。妻は疑うこともなく、昨日は本当に満足させてあげられたようで、出発前も私の身なりを整えながら、早く帰ってくるように、あまり無理しないようにと言い続け、それが逆に私の心に少し罪悪感を抱かせた。

だがあの件は先延ばしにできない。車に乗るなり我慢できず、楊旭の携帯番号に電話をかけた。ところが「サービスエリア圏外です」というア...