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1679話

「口」。水の中にいるのか、それとも私たちは立っているのか、どちらなのか分からないまま、何度も探っても正しい道筋が見つからなかった。何度もやり直さなければならず、彼女は少しイライラして、私が役に立たないとでも言うように鼻を鳴らし、水中に手を伸ばして、私を支えながら、突き進むのを手伝ってくれた。

忍耐力はとうに尽き果て、彼女をしっかりと掴んで無我夢中で突き進んだ。水の中ではきっと気持ちいいだろうと思っていたが、実際はそれほどでもなかった。水の抵抗が、まるで綿を打つような感覚を毎回もたらした。彼女も満足できず、私にぴったりと抱きつき、腰を絶えず動かして迎え入れようとした。

そうすることで体内の欲...