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165話

一団となって太陽城へと乗り込んだ私たち。さすがは街で最も賑わうナイトスポット、駐車場がほぼ満車状態だった。幸い、会場の警備員が助けてくれて、あちこち詰め込むようにして、なんとか車を停めることができた。

入口には数十人の旗袍を身にまとった美しいボディラインの受付嬢たち。太陽城に足を踏み入れると、まるで別世界に来たかのようだ。こんな早い時間なのに、すでに大盛況。回転する五色のライト、露出度の高い衣装の女性たち、酒を運びながら忙しく行き交うバーテンダー。ダンスフロアでは男女が狂ったように体を揺らし、抱き合っている。アルコールで麻痺した女性たちは、男の誘いを拒むことなく、酔いしれるような光景を作り出...