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1508話

私は心が凍りつき、首に手を伸ばした。少し粘っこい感触があり、指先には血の跡が付いていた。

特に痛みは感じなかったものの、すでに冷や汗が全身を覆い、魂が抜けたようになっていた。

広柱は少し驚いた様子だったが、すぐに我に返り、手首をひねって刀を構え直すと、再び私の胸へ突き刺してきた。

だが彼にもうチャンスはなかった。金煥がようやく追いつき、後ろから広柱の刀を持つ手を掴んで引き寄せると、すかさず手刀を彼の後頭部に叩き込んだ。

広柱は一瞬揺らぎ、地面に倒れ込んだ。かすかな布地の裂ける音と、彼の小さな呻き声が聞こえた後、すぐに動きが止まった。

「大丈夫か!」

金煥は地面に倒れた広柱など見向きもせず、急...