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1481話

頭を預けると、心地よくて、もう少しで眠りに落ちそうだった。

彼女の笑みを浮かべた唇、静かな寝息を見ていると、安心して眠らせてあげたくなった。そっと彼女の両足を持ち上げ、料理をしようとした。

だが、少し動いただけで、彼女は目を開けた。

「寝ていていいよ、俺が料理するから」

僕は微笑みながら、優しく言った。

「食べたくない」

妻は足を引っ込めるどころか、むしろ頑固に僕の足の上に乗せ直した。

彼女の気持ちが分かったので、仕方なく彼女の両足を抱え、彼女を眠らせ続けることにした。

彼女は枕に頭を預け、案の定、また目を閉じた。

この姿勢のまま二時間座っていた。最初はまだマッサージする力もあったが、後半はも...