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1432話

腰、少し上がった小さなお尻、心の中に何だか邪な思いが浮かんできた。

駐車場まで歩いて、いい人を装って「送っていこうか?」と言った。

張婷が振り向いて妙な目で私を見つめ、その視線に落ち着かなくなっていると、彼女はようやく笑って「大丈夫よ、車で来てるから」と言った。

そう言って車のドアを開けた。

「そう?じゃあ、俺を送ってよ。運転したくないんだ」私は彼女の手を掴んで、諦めずに言った。

「もう、やめてよ。あなたの浅はかな考えなんて、お見通しよ」張婷は軽く手を振りほどいた。

「じゃあ、別れのキスをしよう」私は彼女の手を放し、そのまま腰に腕を回した。

「ここ外だよ、誰かに見られたらどうするの」張婷は辺り...