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1359話

今では会うたびに

笑顔を振りまき、話し込んでは、時折お互いに気遣う言葉をかける。心の中がどうであれ、それは胸に押し込めるしかなく、表面上は嬉しそうに相槌を打ち、付き合って話に花を咲かせる。

義弟と義姉が部屋に入ると、義母が台所から出てきて、喜びを隠せない様子で、「こんなに大きなケーキを買ってきて、どうするの」と笑いながら責めるが、やはり嬉しそうなのが見て取れた。

すぐに義弟も妻が来ていないことに気づき、私はもう一度説明した。幸い今は態度が変わっていた。以前なら、きっと皮肉を言われていただろう。

三人の女性が台所で忙しく立ち回り、六時半になると、料理が次々と卓上に並べられ始めた。義母が遠回...