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1320話

男の羨望のまなざしを浴びると、

心の中では嬉しさが爆発しそうで、どこかに隠れて大声で笑い出したい気分だった。

女というのは実に敏感なもので、男が自分に気があるかどうかは一目で分かるし、見えなくても感じ取れるものだ。面接の時は、二人の女戦士が隣にいたから誰も近寄ってこなかったが、今は自由時間で緊張もほぐれているせいか、何人もの女性が私の周りに集まってきている。

もちろん、私がイケメンだからではない。みんな何かしらの目的があるのだ。採用結果を期待して親しくなろうとする女性もいれば、会話の中でこっそりと採用の裏事情を探ろうとする女性もいる。美女からの好意的な接し方は当然歓迎するが、センシティブな質...