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1296話

「身体的接触。これが私を怖くさせた。夏润を失うことへの恐怖、そしてこれからどうなるか分からない関係への不安。でも心の奥では、奇妙な興奮を感じて、止めることも、遮ることもできなかった」

言葉は落ち着いているように聞こえたが、よく聞けば、その声調にわずかな震えがあった。興奮のせいだろうか？私は少し笑って、深く考えることはしなかった。

杜小月は続けた「そんな雰囲気がずっと続いて、まるで九月の天気のように、どんどん蒸し暑くなっていった。徐々に、以前は二人で一緒に帰っていたのが、仕事が終わった方から帰るようになって、何度か夏润と蘇倩だけが家にいるところに遭遇したわ。二回ほど、夏润がバルコニーから慌て...