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1288話

「素敵ね!」私はわざとそっけなく言った。

「それだけ?」杜小月は鼻にしわを寄せた。

また一つ発見した。この女性は不満があると、鼻にしわを寄せるのが好きなんだ。私は笑いながら詠んだ「閉月羞花、天生麗質、傾国傾城……」

「いい加減にしてよ」土の菩薩でも三分の怒りはある。杜小月の目が険しくなってきた。

私は彼女の柔らかい肩に手を置き、なだめるように「まあまあ!君はこんなに美しくて、知的で、聡明で、教養があって、君の良さは誰も評価しきれないよ」

私の言葉につれて、杜小月の表情がだんだん和らぎ、最後には思わずくすくすと笑い出した。

「何が面白いの?」私は不思議そうに尋ねた。

「実はね、私ってすごくおちゃ...