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1252話

一週間が過ぎた。

十五日の日、会社では午後早めに退社して、社員が皆元宵節を過ごせるようにすると決まった。妻とも話し合い、早く帰って、食事をしてから彼女と一緒に街を歩いて花灯りを見ることにした。

妻が珍しく願い事をしたこともあり、正月十五だし、当然叶えてあげなければならない。時間もちょうどよさそうなので、荷物をまとめて、少し特権を使って、先に退社することにした。

帰り道、突然電話が鳴った。少し不思議に思い、待ちきれない妻からの催促かと思ったが、番号を見ると韓清霜からだった。疑問に思う。この時間に、この女が何の用で電話してくるんだ。

それでも電話に出て、笑顔で「新年おめでとう!」と声をかけ...