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1246話

「ねぇ、義弟はちらっと義兄を見て笑いながら言った。

「そうだよな、どう考えたって俺たちの妹の旦那なんだし、何か発展があるのに教えてくれないなんて、もしかして俺たちに金でも脅し取られるって思ってんのか?」義兄がタイミングよくフォローを入れた。

「そんなことありませんよ。会社は他人のものですし、私はただ経営を手伝っているだけです。それに今はまだ立ち上げたばかりで、どこにも発展なんてありませんよ」義兄に対しては、私はずっと誠実に応じた。

「まさに立ち上げたばかりだからこそ、発展の可能性が大きいんじゃないか。ほら、ほら、ちゃんと話してくれよ」私が認めたのを見て、義弟はすぐに生き生きとして、近づいてお茶...