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1222話

部位は目を覆いたくなるほど酷いものだ。もし女性の長く丸みを帯びた細い足を見れば、柳のように細い腰や、尖った豊かな胸、長い首を連想できる。流れるような髪であれ、髪を結い上げていようとも、きっと目鼻立ちがはっきりとして、気品に溢れ、並外れた雰囲気を持つはずだ。前者の二つを経験した後では、後者の二つが正しいかどうかは分からないが、大体合っているように思える。

私たちが我に返った時、舞台に立っていたのは杜小月で、蘇倩はすでに姿を消していた。まるで最初から存在していなかったかのように、人を夢幻の中にいるような感覚にさせ、先ほどの光景が錯覚だったのか現実だったのか区別がつかず、少し失望感を覚えた。

し...