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1086話

寝室に戻るのを手伝ってもらった。

あの時は妻と喜びを分かち合いたいだけで、何をぐちゃぐちゃと言ったのか自分でも忘れてしまった。彼女に聞こえたかどうかも分からない。その後はずっとぼんやりとしていて、かすかに妻が服を脱がせてくれて、ベッドに寝かせてくれて、何か飲み物を飲ませてくれた気がする。

目が覚めると、すでに翌日の昼だった。頭が割れるように痛み、歯を食いしばってベッドから這い上がった。妻はすでに出勤していて、テーブルの上にはスープと紙切れが置いてあった。手に取って見ると、二日酔いに効くスープで、飲むように、そして冷蔵庫に食べ物があるから、ゆっくり休むようにと書いてあった。

笑いながらスープ...